シーズン開幕目前!
ピーター・ダンブレック (DTMドライバー)
From Autosport magazine - 18/05/2000

新しい、ファクトリー製のすばらしいメルセデスCLKで迎えるDTMシリーズの開幕が、僕は本当に楽しみだよ。このシリーズはすごく注目を浴びている。だって、DTMは注目すべき中身をすべて備えているんだから - 接戦、いいドライバー、そして見た目にもかっこいい車。

僕の、新しいメルセデスについての第一印象は、ドライブしていて面白いなぁということ。今まで僕がドライブしてきたどの車とも違う感じがするんだ。本当に、基本に忠実にドライブしなければいけないって思ったよ。車が、もしコーナーでスライドをしはじめたら、もう戻っていかないんだ。だから、コーナーを回っている間中はスライドさせてないと。だから面白いよ。だけど、タイムをあげようと全力でアタックしようとすることは難しいと思ってる。

このシリーズには、僕の手本となるようなすばらしいドライバーが何人もいる。ベルント・シュナイダー、クラウス・ルドヴィック、あとマヌエル・ロイターはみんな経験豊富で、彼らはみんな、過去にも成功して来ているし、そして、これからも成功しつづけていくだろうね。

CLKは早い車だよ。だけど、去年僕がドライブしたメルセデスとは全然違う感じがする。あれはGTカーだったから、ステアリングはもっと重たかったし、カーブでは、文字どおり放りだされてしまいそうな感じがしたし、もっと攻めるドライビングができた。

もちろん、僕はまたシングルシーターに戻りたい。だけどF1に乗るっていうチャンスをものにするためには、まずはこのDTMで、いい結果を残してみせなくちゃね。・・・ついでに言っておくと、僕は出場するどのカテゴリーでも成功したドライバーになりたいと思ってるんだ。もしF1に行けなかったとしても、僕は他のどこかでトップにいたい。僕は、今それができるトップチームと一緒に仕事をしてると思ってるよ。

メルセデスが、このDTMのドライバーに僕を選んでくれたことについて、僕はすごく喜んでいるんだ。もし、ノルベルト・ハウグみたいな位置にいる誰かが自分をそのチームのドライバーにと選んでくれたら、それは自分の履歴書に、胸を張って書けることだ。だって、誰だって、そうやって自分のほかにメルセデスに選ばれて成功していったドライバーの名前として、ミヒャエル・シューマッハーやハインツーハラルド・フレンツェンを思い出すでしょう?

今年、僕にとって重要なことは、"学びつづける"って事だと思う。新しいタイプの車、新しいサーキット、それに、ドライビングスタイルも。今年は、僕にとって今までで一番キツい一年になるだろうと思ってる。人事を尽くして天命を待つ、っていう心境さ。

DTMでのレースは、僕の予想では大接戦。テストでは、僕はトップからたったの0.3秒差だったのに、8位だったんだよ。多分、予選ではトップから最後尾まで、1秒差以内におさまっちゃうんじゃないかな?レースではスタート直後の1コーナーが見物だよ!

チャンピオンシップの行方は、すごく面白くなると思うよ。でも結局、最後には体力が物を言うだろうから、バトルがそこそこフェアになるといいなと思ってる。だって、もうきっとみんなプッシュして来るんだよ?みんな、もうアグレッシブになって、抜きつ抜かれつで、神経は使うだろうし・・・。
その点で僕は、すこし不利だよね。コースをよく知らないんだから。だって、ホッケンハイムとオシャースレーベンしか走ったことないし。シリーズ前にテストしたって言っても10時間そこそこだし。
このくらいしかしてないんだから、世界をあっと驚かせるような結果はなかなか出せないと思う。
だけど、まあ、レースは始まってみないとわからないよね?

そして、僕とダーレン・ターナーとの争いっていうものが注目されると思うけど、まあ何にしろ、注目されるっていうことはいいんじゃないかな?僕らはうまくやっていってる。だから、コース上でもいい意味でのライバルになれると思う。ダーレンは、僕とは全く違ったタイプのドライバーなんだ。パッと車に乗り込んで、すぐに良いタイムを出してしまうようなドライバー。僕は、彼より何周かはタイムを出すのにかかってしまうけど、でも僕はいつでも、コースを研究しながら走ってる。そんな状態が、今年一杯は続くんだろうね。だけど、シーズン中盤には、優勝が狙える所まで行けるとおもうよ。やっぱり、レースを楽しんでいかないとダメだよね!そんなに人生、深く考えてもしょうがないと思ってるんだ。なんたって、僕の人生には色んなことがあったからね・・・たとえば、去年のル・マンとか。何が起こるかわからないよ、本当に。だから、ただ楽しみに見てて欲しいんだ。楽しむって事を忘れずにね!人生は短いんだから。

トップページ * もくじ * プロフィール * ニュース
リンク * Photo Gallery * ゲストブック
English Page
German Page