表彰台の頂点へ - プレッシャーにつぶされず、DTM初優勝
イギリス人の優勝はダリオ・フランキッティ以来
Autosport online - 2001/8/12
ピーター・ダンブレックは、ユーロスピードウェイ-ラウジッツで行われたDTM第6戦で、メインレースでの初優勝を遂げた。1コーナーへのすばらしい飛び込みとピットストップの作戦、そしてすぐ後ろにいたDTMのチャンピオンであるベルント・シュナイダーからのプレッシャーにつぶされなかったことが、この勝利へと繋がった。
4番グリッドよりスタートのダンブレックは、1コーナーへの入りを非常に上手く立ち回った。彼の前にいたAMGメルセデスのチームメイト3人が同じライン上で、インをしっかり閉めていると見ると、大外からシュナイダーとフェスラーを抜き去り、2位にあがる。
2周目、まずはベルント・シュナイダーからタイヤ交換に入る。彼らはセーフティカーが序盤の内に入ってくることを予想して、続く3周目にはダンブレックもピットイン。彼は、シュナイダーに充分な差をつけてコースに復帰することに成功した。しかし、この周にオペルのアラン・メニュがボンネットを失い、コース上にパーツを撒きちらしたためにセーフティカーが導入され、この差は失われてしまうこととなった。
セーフティカーが入っている間に、当時2位を走行していたマルセル・フェスラーがピットイン。そして、まだアルツェンはスタート以来の1位を保っていたが、ピットインのタイミングを逃し、他の多くのドライバーが既にピットインをした後に、黄旗が振られている中で、16位でコースに復帰することになった。
このピットインでは多くの混乱が見られた。フェスラーはピットアウト時に、クリスチャン・アプトのアウディの横に並び、黄旗中にもかかわらず抜いてしまうという失策を犯し、ストップアンドゴーのペナルティを課せられる。その他オペル勢ではティモ・シャイダーとフーベルト・ハウプトが、ピット出口での停止ランプを無視してコースに復帰。これもまた当然、ペナルティを課せられることとなった。
再スタート時、シュナイダーはダンブレックの後ろにぴたりとつき、その周のターン7で仕掛けたが、ダンブレックは果敢にも守りきる。次の周、同じコーナーでアプトが、ペールソン-メルセデスのイェーガーを抜いた勢いでレイトブレーキングし、フェスラーをオーバーテイク。ここで3位に浮上した。
しかし、アプトはアイエロと共に、予選レースと決勝との間に、指定時間が過ぎてもピットレーンで作業をしていたという理由から、ストップアンドゴーのペナルティを課せられてしまう。
これ以後の見所は、アウディの新人、マティアス・エクストロム。予選レースではリタイアとなってしまった彼は、決勝レースを19位からスタートすることとなった。しかしシャイダーとフェスラーが、ペナルティストップの後もイェーガーとバトルをしなければならなかったその隙に、軽く接触しつつもターン6でオーバーテイク。ダンブレックとシュナイダーに遅れること8秒ながら、3位に滑り込んだ。そしてついにダンブレックが、僅差で1998年のマカオF3以来の優勝。この二人の差はパレードラップまで、0.5秒以上開くことが無かった。
「ザクセンリンクの予選レースで確かに勝ってはいるんだけれど、これが1998年のマカオ以来初めての、ちゃんとした意味での優勝なんだ」とダンブレックは語った。
「やっぱり大事なのはメインレースだし、何より今回は、自分のマシンがレースウィークを通してパーフェクトなコンディションだった、初めてのレースなんだ。ずっと落着いてレースをするように努めていたけれど、ベルントがずっと、僕のすぐ後ろについていた。気が気じゃなかったよ」
おめでとうピーター。